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EDIT 2017.09.06 ・ POST 2017.09.06

古今和歌集にも詠まれた紅葉の名所!京都「永観堂」

京都府 > 岡崎・平安神宮・南禅寺

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古くから美しい紅葉の名所として知られる「永観堂」

古今和歌集にも詠まれた紅葉の名所!京都「永観堂」の1番目の画像

「永観堂(ようかんどう)」の正式名称は禅林寺といい、「永観堂」という名称は高名であった「永観律師」にちなんでつけられた通称です。

「永観堂」は古くより紅葉の名所として名高く、青紅葉から秋の赤紅葉まで、年中人々を楽しませています。京都の中でも屈指の紅葉の名所とされているだけあり、毎年たくさんの参拝客が「永観堂」の紅葉を見に訪れます。

変貌を遂げてきた「永観堂」と変わらず愛される紅葉

古今和歌集にも詠まれた紅葉の名所!京都「永観堂」の2番目の画像

「永観堂」の歴史は仁寿3年(853年)からこれまで、さまざまな形に変貌を遂げてきました。もともと文人の山荘であった場所を、空海の弟子である「真紹」が真言宗の道場として「禅林寺」と名付けました。

その後、「永観律師」により浄土宗の道場となりました。貧しい人々や病の人々を助け、念仏行道をした「永観律師」にちなんで、「永観堂」と通称されるようになりました。そうしてお寺の形が変わっていくなか、変わらぬ姿であり続けた紅葉は今日までずっと人々に愛されています。

古今和歌集にも詠まれた「もみじの永観堂」

古今和歌集にも詠まれた紅葉の名所!京都「永観堂」の3番目の画像

平安時代には“もみじの永観堂”と古今和歌集に詠まれるほど美しい、「永観堂」の紅葉。今日でもその美しさは衰えることなく、参拝に訪れる人々の目を楽しませ、心を癒やしています。

境内が広く、さまざまな角度や場所から紅葉を鑑賞することができるので、自分のお気に入りの場所を見つけるのも「永観堂」の楽しみ方のひとつです。

紅葉と一緒に見ておきたい「みかえり阿弥陀」

古今和歌集にも詠まれた紅葉の名所!京都「永観堂」の4番目の画像

「永観堂」には紅葉のほかにも有名なものがあります。禅林寺の本尊である「阿弥陀如来立像」であり、通称「みかえり阿弥陀」と呼ばれる如来像です。頭部を左方後方へ向けた姿が特徴的。

この如来像は行道中の「永観律師」を振り返り、それ以来振り返ったまま首の位置が戻らなかったという伝承があります。こちら側を振り返るその立ち姿は息を呑む迫力です。見る者を引き込む、不思議な魅力にあふれています。

水面に映し出される青紅葉! 秋だけではない紅葉の魅力

古今和歌集にも詠まれた紅葉の名所!京都「永観堂」の5番目の画像

紅葉といえば、やはり秋の紅葉を思い浮かべてしまいますが、青々と茂る青紅葉もまた秋とは違った趣と美しさがあります。「永観堂」の青紅葉は庭園の池の上で揺れ、水面にその姿を一層美しく映しだすことで有名。

京都の紅葉は葉が小さくとても繊細に見え上品で、それでいて力強い美しさがあり、青く茂る時期も紅く染まる時期もそれぞれに綺麗で見ごたえがあります。

「永観堂」へはJR「京都駅」から市バス5系統へ乗車し「南禅寺永観堂道」で下車、徒歩で3分の場所にあります。車で訪れる際は近くにある「岡崎公園駐車場」を利用すると良いでしょう。季節ごとの紅葉と、趣ある寺で静かなひとときを過ごしませんか。

スポット情報

※本記事上の情報は公開時点のものになります。最新情報は公式ホームページにてご確認ください。

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